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殻を脱いだカタツムリ 気仙沼市本吉町九多丸海岸 20160921 [東日本大震災]

 こんにちは、ヨコミーです。
 ここは気仙沼市本吉町風の丘。

 非スポーツマン、非労働者のヨコミー、そんなに身体を使うこともなかったのに、8月上旬から、右膝を床に着いたとき、違和感がありました。 
 さわってみると、どうやら僅かに水が「皿」の辺りに溜まっていました(>_<)
 「非...」「非...」なので、身体を酷使することはなく、原因は全く身に覚えがありません。
 まあ、様子を見ていたら、お盆後辺りから急激に腫れ、膝がパンパンになりました。
 遊ぶ都合もあり(^_^;)、そろそろ対処しようと、8月19日に整形外科で診てもらったら、「様子を見ろ」と。なんだべねぇ、様子を見ていた経過も話したのに.....。
 こんなんじゃ、早い内の回復は見込めません(>_<)
 で、23日に再診に行ったら、「水を抜く」とのこと。でも、水を抜いたものの、炎症を止める薬は出してくれません。これで正解なの!??
 更に、膝の水は翌24日には8割方復旧し、25日には再びパンパンになりました。ヨコミーの膝は水製造能力が高ーーい(-_-)
 なんだべねぇ。これって、低い草木が生い茂っている所と同じでは....と思いました(^_^;)
 あっ、残念。これは我がテーマ「なんでだす!?」のネタになったのに、失敗.....(>_<)

 8月28日から、ピロリ菌駆除薬の副作用(!?)で両足がかなり浮腫み、右膝の水もあって、行動は自重していました。
 ピロリの薬が終わって5日ほどで浮腫は退き始めたものの、その後も膝の水は退きません。
 ようやく先週末辺りから水量は少なくなり、台風崩れの低気圧が去った昨日は、しばらく振りに天気が良かったので、近くの砂浜・九多丸(くだまる)海岸へ、足慣らしに行ってきました。
 ヨコミー宅から600m程の所です。
 (またまた前置きが長くなりました。すみませんm(_ _)m )

201609211124 下り口 w800 IMG_5958.jpg
 右は国道45号。浜は南東を向いていて、中央が南方向です。プライベートビーチみたいな砂浜です。
 2011年3月11日に発生した東日本大震災による大津波は、正面からこちら側へ押し寄せ、写真左下を遡上し、ヨコミー後ろの国道を壊して、国道より山側の家や工場を破壊しました。
 この辺りの、住宅地もあるちょっと山側で、「命を守る」というキャッチフレーズで高速道路工事が進められていて、そのインターチェンジへの取付道路が、ヨコミーが撮影している背後の国道に、接続されようとしています。
 不思議な計画です(*^_^*)
 この浜には巨大堤防を作る計画は無く、同様な大津波が来ると取付道路接続の国道は流され、流されなくても浸水し、瓦礫等が押し寄せてきます。
 ここから高速道路へ避難した車はここでは降りられず、避難する車であふれて、帰るまでかなりの時間が掛かりそうです。
 無料区間でもあり、多分逆走で高速道路に乗る車も出て来る事でしょう。そうなったら更に大変です。
 津波が退いた後も、取り付け道路の瓦礫片付けや国道の修理などで、速やかな救援物資の配送は望めそうにありません。
 震災前の計画なら、なんで震災の経験を活かして、設計変更出来ないのでしょうか。既存の国道も含めて盛土するとか、買収済みであってもインターチェンジの位置を変更するとか、方法はいろいろと有んべに。
 ほーんと、痛ましい経験を活かせない、不思議な計画です(>_<)

201609211136 28mm浜国道 w800 DSC00083.jpg
 浜へ続く小さな坂道を下り、JR気仙沼線の鉄路だった所で北東側を見てみました。気仙沼駅方面です。
 真ん中やや上に見える黒い穴はトンネルです。そこからこの足下まで砕石が盛られて枕木が並べられ、そこに鉄のレールが敷かれ、その上をディーゼルカーが走っていました。
 気仙沼・仙台間を2時間で結んだ、いやダイヤ上は2時間を切っていた、画期的な交通手段でした(*^_^*)
 なのに、右手から押し寄せた大津波は、浜より約3mも高い線路を押し流し、左上奥の国道(小さく赤い車が写っています)を壊し、乗り越えました。
 鉄路は消えたままです(>_<)

201609211130 線路崩れ西 w800 IMG_5967.jpg
 浜の南南西方向です。こちらも線路は流され、レールは撤去されました。右の真ん中辺りに、丸に近い黒が見えますが、仙台方面へのトンネルです。
 砂浜と太陽近傍の雲が綺麗です。

201609211140 ブリキ w800 IMG_5970.jpg
 砂浜へ降りてみました。綺麗な景色だなぁ...と思ったら、なんと右下に大きなブリキの容器??がありました。
 この浜は、毎年7月の夏休み前に、地区の住民で清掃しています。なのになぜ??
 8月から前夜まで、台風や台風崩れの熱帯性低気圧、そして低気圧が10個近くも近付き、大嵐によって、海から浜へ打ち上げられたようです。

201609211158 ブリキ w800 DSC00144.jpg
 ブリキの容器? 煙突の上端??
 更に目を向けてみると、

201609211143 ゴミ w800 DSC00094.jpg
 いろんなゴミが漂着していました。大変です(>_<)

201609211143 ディズニーフィルム w800 DSC00096.jpg
 ディズニー20周年記念のおもちゃかもしれない破片。
 右上は35ミリフィルムのネガでしょうか。楽しい暮らしが写っていたことでしょう。思い出の手助けとなる写真が消えてしまっては......(>_<)

201609211143 ポーチフィルム w800 DSC00097.jpg
 海藻も写っていますが、中央右下はポーチらしいです。左端やや下には、ここにもフィルムが有りました(>_<)

201609211154 フランスかな w800 DSC00137.jpg
 薄いプラスチック製品です。ヨコミーは、この絵柄を知りません。関連する年代でもありませんし(^_^;) 何でしょうか。
 2人乗りの自転車の絵。前輪の下にはドイツ語で書いてあります。後ろの子の下は英語。「ダイビング」とか「プール」、「おぼれることを避けます」といった英文字が見えます。上端部には縫い目が見えます。何だろう? 

201609211154  お椀 w800 DSC00138.jpg
 右はお椀です。緑色は庭ホーキです。「トラホーキ」と読めますが、「トラ」の前に「ウル」という文字があるのでしょう(^_^;)
 以上は、大津波で家と共に流された品々かもしれません(>_<)
 
201609211155 実 w800 DSC00141.jpg
 実を見つけました。右と下はクルミですが、もう今年のでしょうか? 今年のにしてはちょっと老けているような.....(^_^;)
 左上は何でしょう? 

201609211156 実拡大 w640 DSC00142.jpg
 近くに同じ種類の別な実が口を開けていましたので、近寄ってパチリ。余り詳しくはありませんが、のぞいた素肌がすべすべみたいなので、クルミじゃないような....?? トチ!?? ツバキ!?? う~ん(^_^;)

201609211145 西崩れ後か w800 DSC00103.jpg
 浜の南西端です。右下は大津波で崩れた線路の土手。その上にトンネルが見えます。
 左側の土砂崩れで、上で茂っていたツバキの木が砂浜に落ちました。
 トンネルの上に白いガードレールが見えていますが、崖の上にはそこから続く旧道が通っているのに(>_<)

201609211153 綺麗カタツムリ w800 IMG_5977.jpg
 浜の南西端に、変わった漂流木を見つけました(右下)。カタツムリが殻から出たら、こんな感じかなぁ....と、勝手な想像(*^_^*)
 海の水が綺麗じゃないのは、前夜までの雨のせいです。ご容赦をm(_ _)m

201609211200 家無庭残 w800 DSC00148.jpg
 正午になったので、帰宅しようと浜から線路だった所に上がったら、ピンクのサルスベリが目に留まりました(*^_^*)
 ここは国道下の海側で、JR気仙沼線との間。確か民家が2軒か3軒、そして奥に小さな別荘が1つか2つ在りました。ヨコミー、ここよりも更に1区画手前から浜に下がっていたので、この辺はちょっと記憶が薄いのです。すみません(^_^;)

 大津波で流されたお宅の庭です。あの震災から5年と6か月が過ぎました。
 主を失った庭の花木は、主の帰りを待ちこがれるように、雑草に埋もれまいと一生懸命に背を伸ばし、花を咲かせています。
 健気に生きている花木にも、復旧復興が早くやってこないかなぁと、しみじみ思うヨコミーでした。
 
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