旧・気仙沼向洋高校の今 その１ 20161203

　こんにちは、ヨコミーです。
　ここは気仙沼市本吉町風の丘。
　昨日から大雪の天気予報でしたが、昨夜にちらり、そして今日の昼にちらりと姿を見せるだけ。
　まあ、気仙沼も多少広いので、確か一昨日朝、北の沿岸部・唐桑では、一瞬、結構雪が舞ったとか。
　それでも、平地で雪が残っているとは聞きません。
　寒さも10日余り前に－8℃を記録した位で、とても「寒中」とは思えません。
　異常気象なのでしょう。

　もう1ヶ月半も過ぎてしまいましたが、昨年12月3日、東日本大震災による大津波で被災した、宮城県立気仙沼向洋高等学校(以下、単に向洋高校)の旧校舎で、一般対象の見学会がありましたので、行ってきました。
　ヨコミーは、3年くらい前に、高校がある階上地区で稼いでいて、いつか見学したいものだなぁ....と思っていました。
　多くの児童や教職員、地元の方々が亡くなった旧・石巻市立大川小学校等と違い、ここで亡くなった方は居らず、逆に、流されてきた2階建ての家が校舎と屋体の間に引っ掛かり、その家にいた方を教職員が夜通し励まし、救助した場所でもあります。
　残すべき震災遺構として、感情的には大きな問題は無いだろうと思います。


　およそ南西側から見た向洋高校です。
　右が南校舎で、何の建物がぶつかったのか、外壁の一部が大きく欠けています。
　左の白い建物が北校舎。新しい建物で、耐震化されていました。
　2つの建物を繋ぐ2階建ての廊下があり、右下には玄関があります。
　右端に見える緑色のネットの更に右手には、仮置きの土が小山になっています。


　玄関から入ってみます。


　玄関から入ってすぐ右手が、事務室(職員室?)だったと思います。
　高校って、なかなか入る機会がありません。ヨコミーは、10年ほど前、ポスターの掲示をお願いしに行きました。
　まあ、生徒の成績等も残っていたのでしょうか、多少は片付けられたようですが、ご覧の通り、ガラスの窓はすっかり無くなり、室内は生々しいです。


　室内には、近くに在った魚の冷凍倉庫から流れ着いた台が有りました。


　確か、保健室とか聞きました。アコーディオンカーテンが無惨です。


　廊下はこの通り。
　右上の、枠までも破損した窓からは、受水槽と北校舎が見えます。


　壊れた窓から北校舎を覗いてみました。
　ちょっと見には被害は少ないようです。でも、実は裏側からの津波は直撃でした。
　当初は、こちらの北校舎を震災遺構として残す案でした。


　何かの特別教室でした。本当に無惨です。


　そこの天井は、板がすっかり無くなり、板を留めていた鉄骨も曲がっています。


　男子トイレです。何かの機器も流れ込んでいました。

　ヨコミーはまだ風邪が抜けきらず、市販の薬を飲みながら、眠い目をこすり、お勉強をしなければなりません。
　そんな訳で、本日はこれまで。すみません。m(_ _)m
　もちろん、つづく(^_^)v

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