沖ノ田川 こんな土手なら いいかな(*^_^*) 20170202 [東日本大震災]
こんにちは、ヨコミーです。
ここは気仙沼市本吉町風の丘。
昨日は夕方から風が更に強くなり、小雨(みぞれ?)まで降ってきました。
雲間から細い月が見えていて、金星や火星と並んでいたので、写真を撮りたかったのですが、これでは撮影できません。
そのうち雲が多くなり、隠れてしまいました。残念(-_-)
(昨年9月16日撮影)
過日の地元紙・三陸新報に、以前ご紹介した旧・本吉町の北東部を流れる沖ノ田川コンクリート堤防の内側(施工中)に、管理者である宮城県は、なんと数十センチも盛土するという記事が載っていました。
土を盛られたら、大水が出たときに海に流れ出して海水が濁り、せっかくの漁業資源に被害が及ぶ.....と、反対する漁業者の声も載っていました。
まあ、その通りでしょうね(>_<)
東日本大震災による大津波で、沖ノ田川周辺の水田は海水に浸り、大きな被害を受けました。
そこで海岸に大きな堤防を作り、更には津波で川を海水が遡上しても溢れないように、川の堤防を高くする改修工事が進められていました。
部分的に完成してくると、水田地帯に異様に大きなコンクリート製の堤防が姿を現し、国道を通る車からも見えているので、話題に上がってくることがあります。
近付いて見れば、堤防の内側は、ちょっとした水分でも有ろうものなら、ツルリンと足を滑らせるような滑らかなお肌(^_^;)
昨年7月、仙台市の3つ北隣の大衡村で、農業用のため池で釣りをしていた親子3人が水死する、痛ましい事故が有りました。
この事故は、沖ノ田川で施工されている川土手と同じ、滑りやすい土手が原因といわれています。
このような事故は、今までにも多数有ったのに、それらの教訓は、まったく活かされていなかったのでした。
同様な滑りやすい斜面、県内で3人も死者が出た....とニュースになったら、ピピッと感じて、その設計施工はマズイよと、気付いてくれるスタッフは、だぁーれも居なかったのでしょうね。本当に残念です(T_T)
おっと、話がちょっと滑りました(^_^;)
なぜ、堤防の水が流れる面に、わざわざ土を盛るのでしょうか。
しかも、滑りやすく作っておきながら.....。不思議です(*^_^*)
まあ、土を川底に置くことで泥を作り、水草を生やして、生態系を再構築し、水質改善を目指すつもりなのでしょう。
でも、滑りやすい内側に、土や泥は大人しく鎮座してくれるのでしょうか、大仏様でもあるまいし(*^_^*)
何より最初にすべき事は、土が留まり易くすることではないでしょうか(^_^)v
ずーっと以前に大水が出、市内の浄水場取水口付近の土手や川砂利が、流されたことがありました。
たまたま見に行ったら復旧工事をするときで、関係者が「じゃがご」とか言っていました。
見れば、大きな石が何個も金網に入れられたものを指差していました。
そう、こんなやつを、コンクリート製の川底に沈め、でも、ただそのままでは大水が出たときに流されそうなので、ワイヤー等で川底に留めます。
石が有ることで川の流れは単調にならず、多少なりと水質浄化に役立つでしょうし、石の陰には水生昆虫や小魚が潜み、石には苔や水草が生え、小魚の餌となるでしょう。
そして、やがては上流から流れてきた小石や泥が、川底に溜まるでしょう。
ところで、こんな川土手がありました。
国・県・市区町村を問わず、多くの議員先生に於かれましては、海外視察に観光がセットになった御旅行に、魅力と意義を感じられているようですが、まだまだ国内・県内も捨てたものではありませんよ(*^_^*)
まずは、ほんの近くから、見聞をしっかり、じっくりと広めていって欲しいです(^_^)v
場所は、旧・石巻市立大川小学校から、北上川南側の県道を10分程度西進した辺り。県道を挟んで、北上川の南側に沿うように流れている小河川の川土手。上品山(じょうぼんさん)の北麓付近。
撮影は、3度目に、大川小学校へ行ったときの帰路。
常に水と接している所は、ゴツゴツした大きな石。
大水が出たときに流れが当たるのは、コンクリート製の、超そのまんまの凸凹面。
写真の下の方にある石の隙間には、川エビや小魚、ドジョウ、日本ウナギまで住んでいるかな(*^_^*)
実は、この川土手は、一昨年、広島から来られたお客さんを連れ、二度も大川小学校を訪れた帰路に見ていたのですが、頭の隅っこに留まっていただけでした。反省(>_<)
昨秋、どういう訳かまた大川小学校へ行きたくなり、諸般の事情もあって、12月初めに、3度目の訪問となりました。
この訪問で、被災前に撮影した、学校を含む周辺の航空写真を見ることが出来ました。
「大川小学校の悲劇」と言われていますが、実は学校が在る地域「釜谷の悲劇」でもありました。
航空写真を置かれた、供えた方に感謝m(_ _)m
今思えば、大川小学校で亡くなられた多くの御霊から、「なんだ、ヨコミー! 同じ県内の大衡村では、沖ノ田川の堤防と似た作りのため池で足を滑らせ、3人も亡くなる事故が起きたじゃないか。防げない事故じゃないんだぞ。せっかく、近くに有る、変わった川土手を2度も見せてやったのに、なぁーんだ。また来て写真に撮り、ちゃんと紹介しろ! 」と、ヨコミーの魂がご注意を受け、それで行く気になったのでしょう。きっと(*^_^*)
合掌。
ここは気仙沼市本吉町風の丘。
昨日は夕方から風が更に強くなり、小雨(みぞれ?)まで降ってきました。
雲間から細い月が見えていて、金星や火星と並んでいたので、写真を撮りたかったのですが、これでは撮影できません。
そのうち雲が多くなり、隠れてしまいました。残念(-_-)
(昨年9月16日撮影)
過日の地元紙・三陸新報に、以前ご紹介した旧・本吉町の北東部を流れる沖ノ田川コンクリート堤防の内側(施工中)に、管理者である宮城県は、なんと数十センチも盛土するという記事が載っていました。
土を盛られたら、大水が出たときに海に流れ出して海水が濁り、せっかくの漁業資源に被害が及ぶ.....と、反対する漁業者の声も載っていました。
まあ、その通りでしょうね(>_<)
東日本大震災による大津波で、沖ノ田川周辺の水田は海水に浸り、大きな被害を受けました。
そこで海岸に大きな堤防を作り、更には津波で川を海水が遡上しても溢れないように、川の堤防を高くする改修工事が進められていました。
部分的に完成してくると、水田地帯に異様に大きなコンクリート製の堤防が姿を現し、国道を通る車からも見えているので、話題に上がってくることがあります。
近付いて見れば、堤防の内側は、ちょっとした水分でも有ろうものなら、ツルリンと足を滑らせるような滑らかなお肌(^_^;)
昨年7月、仙台市の3つ北隣の大衡村で、農業用のため池で釣りをしていた親子3人が水死する、痛ましい事故が有りました。
この事故は、沖ノ田川で施工されている川土手と同じ、滑りやすい土手が原因といわれています。
このような事故は、今までにも多数有ったのに、それらの教訓は、まったく活かされていなかったのでした。
同様な滑りやすい斜面、県内で3人も死者が出た....とニュースになったら、ピピッと感じて、その設計施工はマズイよと、気付いてくれるスタッフは、だぁーれも居なかったのでしょうね。本当に残念です(T_T)
おっと、話がちょっと滑りました(^_^;)
なぜ、堤防の水が流れる面に、わざわざ土を盛るのでしょうか。
しかも、滑りやすく作っておきながら.....。不思議です(*^_^*)
まあ、土を川底に置くことで泥を作り、水草を生やして、生態系を再構築し、水質改善を目指すつもりなのでしょう。
でも、滑りやすい内側に、土や泥は大人しく鎮座してくれるのでしょうか、大仏様でもあるまいし(*^_^*)
何より最初にすべき事は、土が留まり易くすることではないでしょうか(^_^)v
ずーっと以前に大水が出、市内の浄水場取水口付近の土手や川砂利が、流されたことがありました。
たまたま見に行ったら復旧工事をするときで、関係者が「じゃがご」とか言っていました。
見れば、大きな石が何個も金網に入れられたものを指差していました。
そう、こんなやつを、コンクリート製の川底に沈め、でも、ただそのままでは大水が出たときに流されそうなので、ワイヤー等で川底に留めます。
石が有ることで川の流れは単調にならず、多少なりと水質浄化に役立つでしょうし、石の陰には水生昆虫や小魚が潜み、石には苔や水草が生え、小魚の餌となるでしょう。
そして、やがては上流から流れてきた小石や泥が、川底に溜まるでしょう。
ところで、こんな川土手がありました。
国・県・市区町村を問わず、多くの議員先生に於かれましては、海外視察に観光がセットになった御旅行に、魅力と意義を感じられているようですが、まだまだ国内・県内も捨てたものではありませんよ(*^_^*)
まずは、ほんの近くから、見聞をしっかり、じっくりと広めていって欲しいです(^_^)v
場所は、旧・石巻市立大川小学校から、北上川南側の県道を10分程度西進した辺り。県道を挟んで、北上川の南側に沿うように流れている小河川の川土手。上品山(じょうぼんさん)の北麓付近。
撮影は、3度目に、大川小学校へ行ったときの帰路。
常に水と接している所は、ゴツゴツした大きな石。
大水が出たときに流れが当たるのは、コンクリート製の、超そのまんまの凸凹面。
写真の下の方にある石の隙間には、川エビや小魚、ドジョウ、日本ウナギまで住んでいるかな(*^_^*)
実は、この川土手は、一昨年、広島から来られたお客さんを連れ、二度も大川小学校を訪れた帰路に見ていたのですが、頭の隅っこに留まっていただけでした。反省(>_<)
昨秋、どういう訳かまた大川小学校へ行きたくなり、諸般の事情もあって、12月初めに、3度目の訪問となりました。
この訪問で、被災前に撮影した、学校を含む周辺の航空写真を見ることが出来ました。
「大川小学校の悲劇」と言われていますが、実は学校が在る地域「釜谷の悲劇」でもありました。
航空写真を置かれた、供えた方に感謝m(_ _)m
今思えば、大川小学校で亡くなられた多くの御霊から、「なんだ、ヨコミー! 同じ県内の大衡村では、沖ノ田川の堤防と似た作りのため池で足を滑らせ、3人も亡くなる事故が起きたじゃないか。防げない事故じゃないんだぞ。せっかく、近くに有る、変わった川土手を2度も見せてやったのに、なぁーんだ。また来て写真に撮り、ちゃんと紹介しろ! 」と、ヨコミーの魂がご注意を受け、それで行く気になったのでしょう。きっと(*^_^*)
合掌。
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