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夏の銀河 こと座流星群 20170423 [星]

 こんにちは、ヨコミーです。
 ここは気仙沼市本吉町風の丘。
 一昨日からの小雨は昨日未明には上がり、段々と晴れてきました。
 良い天気だなぁと思ったのもつかの間、段々と雲が増え、時折小雨がぱらついてきました。
 昼前後からは強い風も(>_<)
 今年初めての草刈りをしようと、草刈り機のオイルを交換しました。
 強い風は夕方になっても収まらず、仕方なく、草を飛ばしながら、草を刈りました。
 夜になっても、天候は回復しません。

 4月下旬から5月末に掛けて、とても澄み渡った星空に恵まれることがあります。
 でも、月が有ると見え方が悪くなりますが、この夜4月22日の月の出は、夜半を過ぎて明け方なので、それまで月は無いのです。
 漁り火の影響も無いようです。
 とても綺麗な星空なので、いつものように彗星を追い掛けていました。
 彗星の撮影が終わっても、まだ折角綺麗な星空なので、自宅前から天の川を撮影してみました。
 本来であれば計画を立て、こんな夜は早々と山へ行き、機材を広げるべきだったのでしょうけれど.....。
 まあ、気付くのが遅れたのです(^_^;)
     (写真はクリックすると大きくなります) 
20170423013912 さそり いて 28mmF2.4 13sec iso6400 w1024 DSC_8688.jpg
 夜半過ぎに撮影した、さそり座といて座です。
 次の写真は、説明用として写真を反転させ、書き込みました。マウスで書くのは慣れないので、下手な字です。ご容赦をm(_ _)m
 画面下方に街路灯などの光害がありますが、割と写っている感じ。
 下やや右から左上に伸びるのは、夏の天の川。銀河です。左上ははくちょう座等へ伸びます。
 黒く裂けたように写っているのは、暗黒星雲。 

20170423013912 さそり いて反転 28mmF2.4 13sec iso6400 w640 DSC_8688.jpg 
これを参考として、見てください。
 ところで、端に近い星が歪んで写ってますが、これは撮影レンズの収差です。
 東日本大震災のちょっと前、フィルム時代のややお高いレンズが中古品となって、安くなっていたので仕入れました。
 これは、デジタル時代には不向きなレンズです。
 しかし、今のレンズは性能が高く、明るい星も暗い星に埋もれるように、小さく写ってしまいます。
 これでは星座の形が分かりづらく、わざわざフィルターを買って、明るい星を大きく滲ませる人もいます。
 ヨコミーはお金がないので、収差が残るレンズを使います(^_^)v
 明るい星はやや大きく写るので、説明書きを頼りに、星座の姿を追えると思います。

 彗星を撮影しているとき、ドームのスリットから見える狭い範囲に、こと座流星群に属する2つの明るい流星を見ました。
 そういえば流星群の極大は、4月22日の22時でした。そう、今宵でした。
 今度は、こと座流星群を狙います。 

20170423014045 Lyr群 28mmf2.4 13sec iso6400  DSC_8689.jpg
 こと座流星群に属する流星です。23日01時40分50秒頃に飛びました。
 この流星群も、色は緑色をしているようです。薄いですが。
 左下の大きな星は、わし座のアルタイル(牽牛星、彦星)です。
 以下も、こと座流星群に属する流星です。

20170423015605 Lyr群 28mmf2.4 9sec iso10000  DSC_8735.jpg
 これは23日01時56分10秒頃、飛びました。
 左上の大きな星は、こと座のベガ(織女星、おりひめ星)です。

20170423015645 Lyr群 28mmf2.4 9sec iso10000  DSC_8739.jpg
 これは23日01時56分50秒頃に飛びました。
 左上の大きな星はベガ。右下の大きな星はアルタイル。
 銀河を超えてデートしようとした七夕の星は、「まだ七夕には早い!!」と言わんばかりに、流星に切り裂かれた感じ。小さな切り傷ですが(^_^;)

20170423020502 Lyr群 28mmf2.4 9sec iso10000  DSC_8760.jpg
 これは23日02時05分05秒頃に飛びました。緑色がはっきりと分かります。
 上の大きな星はベガ、右下隅はアルタイル。左下の星は、はくちょう座のデネブ。
 これら3つの星は、「夏の大三角」を形作ります。

 撮影出来た流星は、どれも小さく短いものでした。これは、流星群の輻射点(天空から飛び出してくる方向)に近い位置を見ているためでもあります。
 もっと頭の上とか離れている所を見れば、もっと長い経路の流星を見ることが出来たかと思います。
 でもその場合、流星の出現は散らばるので、同じカメラに写る流星数は少なくなります。
 既に5月の連休に見える、みずがめ座流星群は終わりました。
 次は、7月下旬のみずがめ座流星群です。
 良い天気に恵まれることを期待しましょう(^_^)v
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砂風

ヨコミーさん、こんばんは。

星空にはロマンがありますね。

それにしてもすごい星の数。

美しい星空を撮影するのに必要なのは、高価な機材だけではなく、なんといっても情熱なのでしょうね。

尾っぽの長い流星も見てみたいものです。


by 砂風 (2017-05-12 19:51) 

yokomi

 こんばんは、砂風さん。いつも、ありがとうございます。
 尾っぽが付く流星は、夕方に多いように思います。
 昨年11月に見た流星も、そう。
 長い流星は、一般的には、輻射点が地平線に近いと、経路の長い流星が飛ぶ場合があります。
 ヨコミーは、1月のしぶんぎ座、11月のしし座流星群で見たことがあります。
 ただ、輻射点の位置が低いと、出現数はとても少ないです。(頭上に有るときが最多)
 夏に数多く飛ぶペルセウス座流星群なら、今年8月12日夕方遅く、薄明が僅かに残る辺りから月の出直前までの1時間ほどががチャンスかと。
 もし天候が悪い場合は翌日。前日11日ならチャンスは30分程と短くなります。10日なら、薄明が終わる前に大きな月が出てきて、多くの流星は月明かりに消えそうです。
 まあいつでも、出来れば月明かりが無いときに、星空を見上げてください(^_^)v
by yokomi (2017-05-12 23:33) 

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