SSブログ

気仙沼の今 仮設大谷歯科診療所界隈 20170613 [東日本大震災]

 こんにちは、ヨコミーです。
 ここは気仙沼市本吉町風の丘。

 東北地方は、まだ梅雨入りしてないはずですが、しばらく前から梅雨入りした感じ(>_<)
 雨が多く、気温も低め。
 一昨日まで雨が降っていたのに、もう昨日13日は、工事現場から土煙が舞っていました(>_<)
 しかし家庭菜園の土はまだ湿っていて、土をいじれる状況ではなく、ちょうど以前、歯に詰めた所が取れ気味なので、昨日は地区内の大谷(おおや)歯科診療所へ行ってきました。
   (写真はクリックすると大きくなります)
 
201706131103 w1024 DSC07537.jpg
 こんな所。
 なんと、お客さんはいませんでした。右の車は職員さんの。

201706131103 h800 DSC07538.jpg
 看板がありました。
 でも、この書き方だと、大谷仮設(住宅)のための歯科診療所と、ヨコミーは思います。
 この診療所も被災し、仮設での再開だから、仮設の大谷歯科診療所、としたいのです。
 因みに、写真が下手ですみませんが、上に見えているのは、奥歯のモニュメント。

201706131059 大谷歯科左から w1024 DSC07519.jpg
 敷地に入ってすぐの駐車場から海側を見て、その左端からです。
 大谷海岸です。割と開いた入り江になっていて、長い砂浜でした。毎年、多くの海水浴客で賑わっていたのです。
 しかし、あの東日本大震災による大津波で、砂浜のみならず、多くの建物、尊い人命までも流されてしまいました。
 中央上、横に黒く続くのは、壊れた防潮堤代わりに積み上げられた大きな土嚢袋。右に続く建物は、作業員宿舎です。
 でもこの一帯、被災した道の駅が移転してくるようです。ただ、目に見えた動きは少ないです。

201706131059  w11024 DSC07521.jpg
 更に右側です。この辺は、人家や民宿、ドライブイン等が在ったのですが、住む家は防潮堤が完成しても建てられないとのこと。
 右上のホテルも被災しましたが、客室を3階以上とすることで許可が下り、再建できたと。
 さて、右の白い大きなテントは.....

201706131059 w1024 DSC07522.jpg
 被災した大谷漁協の建物。
 テントは仮設なのか否かは分かりませんが、資材庫ようなものかな。
 震災前、実はこの右側にも家々がありました。

201706131059 w800 DSC07523.jpg
 その右側ですが、草だらけで、よーくは分かりません。
 右手のサクラ?の向こうへ行ってみます。

201706131100 w1024 DSC07524.jpg
 左の建物は大谷漁協。左上に見える太平洋の手前の道は、国道45号。
 ホテル前の交差点から右手前に伸びるのは、毎朝南方面から気仙沼市街へ通勤する車で賑わう基幹農道。
 震災前は、ホテル手前の左角には肉屋さんが、少し手前には床屋さんが在り、漁協の屋根に乗るような位置に、民家が2軒在りました。
 更には写真右側や、すぐ真下にも。
 初夏になり、緑の草が繁茂してきました。
 手入れは行き届いていないけど、ちょっと見には平和な風景。
 緑の草は、被災した家々の、まだ残っている基礎コンクリートなど、人々の暮らしがかつて存在したという事実さえ、覆い隠そうとしています。

201706131100 w1024 DSC07525.jpg
 更に右側です。
 真ん中に見えるコンクリート製の擁壁は、民家の土留めらしいです。
 右上に見える鉄塔は、高速道路工事で移転した高圧線の鉄塔。ヨコミーに言わせれば、高過ぎ(>_<)
 会計検査院さま、ここに税金の無駄遣いが有ると思います。どうぞお調べをm(_ _)m
 なにやら右下にゴミ袋らしき物がいっぱい.....。

201706131100 w1024 DSC07526.jpg
 工事現場の事務所でした。
 
201706131100 w1024 DSC07527.jpg
 ここは、被災した農協が有ったところで、農協は右側に再建されました。
 でも、震災のもっと以前は、工事事務所の所にも建物が有りました。
 これらの位置に、金融やミニスーパー、資材部とか在ったのですが、農協の統合でミニスーパーなどが削られ、疎遠になっていました。
 大谷地区の悲しい小売店状況については、別に書きたいと思います。
 なぜ書くのか、ヒントはこの写真と1つ上の写真に有ります。
 お分かりの方は、コメントでお寄せください。
 正解の方若干名様に、ヨコミーお手製の無農薬(いや、ほったらかし)野菜をお送りします。公表せずに消しますので、安心して送付先も(^_^)v

201706131100 w800 DSC07528.jpg
 さらに右手です。
 右奥の建物は大谷公民館。

201706131100 w1024 DSC07529.jpg
 更に右側、公民館を正面にとらえてみました。
 災害時には避難所にもなっています。
 公民館の裏(見かけ上の裏側で、玄関は向こう側)は一段低くなっていて、大谷地区の小学校や中学校が在ります。その2校の校庭には、大津波が押し寄せました。
  
201706131101 w800 DSC07533.jpg
 公民館手前の木造家屋が気になりました。多少は被災しているようですが、以前から???
 中に児童生徒用の机らしき物が見えます。倉庫でしょうか。
 そういえば、今は校庭の北側に建っている校舎は、その昔は南側に有ったような....。そのときの名残でしょうか、いつか、地元の物知りに聞いてみます。
 
201706131100 w1024 DSC07530.jpg
 更に左です。西側から見た、仮設の大谷歯科診療所です。
 先の写真は赤い車の所から。
 大津波は右下の海から押し寄せ、この歯科診療所も襲ったのです。
 でも、一段高い倉庫は、なんとか残った......。敷地の段差が境目でした。
 先程の、ちょっと邪魔な木は、サクラでしたね。邪魔にしてごめんなさいm(_ _)m
 そう、大津波に洗われたものの、小高い所に有ったので、塩害は最低限で済んだようです。
 確かこの春も咲いてました。ご立派(^_^)v
 ちょっとオーバーに言えば、奇跡の一本桜(*^_^*)
 ところで、また気になりました。

201706131101 w800 DSC07532.jpg
 「気仙沼市災害用備蓄倉庫」と書いてあります。公民館に設置されました。
 備蓄倉庫は、震災後、市内各地の拠点に整備されました。大変結構なことです。
 でも、扇子、いやセンスが無いですよね~。
 
 一般的に、梅雨の長雨が続いたり、急激な豪雨で河川や水留が氾濫しそうになり、避難勧告や指示が行政から出て、住民が避難所へ集まります。
 さあ、皆さんが集まってきました。今から毛布や乾パン、水などを備蓄倉庫から取り出しますので、雨さん風さん、ちょっとの間、やんでてください....なんて、出来る訳が無い!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 (あっ、マイカテゴリーは「なんでだす」のネタでしたね(^_^;)
 なんで、腰板の高い渡り廊下等の施設は無いのでしょうか。
 風雨厳しき折に物資を出すと、せっかく乾いている物が濡れてしまいます。
 まあ、パックの中の毛布やアルファ米、缶の中の乾パンまで濡れることは、多分無いにせよ、世話する人が濡れたり、雨が吹き込んで他の物資が濡れ、濡れた箱を拭く手間が出たりすることは、十分に考えられます。
 雨の停電時には、発電機も取り出すようです。工事用と違い、備蓄倉庫に入っている小さな発電機は、コンセントが露出しているので、雨に濡らしたくないです。
 足掛け10か月も避難所に居たヨコミーとすれば、せっかくなので、もうひと手間を掛けて欲しかったのです。
 災害は、天気の良いときにやってくるとは限らない..... by ヨコミー (^_^;)

 まあまあ、会計検査院さま。ヨコミーは思うのです。
 世の中、「振替」がいろんなところで行われています。振替休日、自動振替、郵便振替....等々。
 そこで、備蓄倉庫の一部または全部と、避難所になる施設の内部倉庫とを、振り替えては如何でしょうか。基本はどちらも同じ面積で。
 例えば公民館なら、地区民運動会の用具は、雨の日や避難所開設時には使わないので、外の倉庫で構わないのです。各施設では、更にいろんなことが考えられるでしょう。
 大きな声では言えませんが、ドンタク、いや忖度(^_^;)
 そんなことが有っても理解して!!  よしなにm(_ _)m
 うーんにゃ、大きな声で言えるよう、制度化してください(*^_^*)
 また、避難所に指定する施設を建てる場合、内部に災害用備蓄倉庫を設けるよう指導し、かつ、補助金制度が有ると、そんな避難所も作りやすく、より良い避難所運営が出来ると思うのです。
 各地で前向きに検討して欲しいなっ(^_^)v


nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0