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やっと捉えた ISSの太陽面通過 20170615 [星]

 こんにちは、ヨコミーです。
 ここは気仙沼市本吉町風の丘。
 昨日21日は雨が上がったと思ったら、深夜から風が出てきて、今日昼過ぎはお休みしたものの、夜まで時折強い風が吹いています。
 この風で、バラを支えていた棒が外れました。
 支えていた方向から強い風が吹き、バラが煽られてしなり、一瞬、棒は相手を失って緩み、外れたのでしょう。
 そんな強風でしたが、昨日の大雨で、土埃は目立ちませんでした。

 砂風師匠からのお勧めも有り、今回はISS(国際宇宙ステーション)です。
 ISSについては、以前月面通過の写真を載せましたが、太陽面通過については、失敗続きでした。
 一番最初なんか慣れていないので、「あっ、鳥が飛んだ!」と思ったら、ISSだったことも(^_^;)

20170615114645 雲の中のISS w640  DSC_9188.jpg
 6月15日、ISSが太陽面を通過する現象が、気仙沼付近でも見えるという情報を、星の先輩から頂きました。
 以前にも書きましたが、通過といっても、見掛け上のことです。
 太陽はずーっと遠くで、ISSは地上400㎞付近を飛行していると思います。
 見えるのは、岩手県陸前高田市から南西に延びるコース。
 市内の八瀬や国道284号の岩手県側でも見えるはずですが、諸般の事情によって、一関市藤沢町のニコニコパーク付近としました。
 実はこのニコニコパークでは、入浴が出来るのです。
 天然の温泉ではありませんが、あの東日本大震災で3か月も断水していたとき、時々、入浴と洗濯でお世話になりましたm(_ _)m
 で、準備万端で出掛けたのですが、自宅を出るときは、なんと曇り(>_<)
 それでも、ヨコミーは若干期待していたのです。
 この時期、沿岸部は海からの霧や雲で曇っていても、ちょっと内陸部に入ると、割と晴れていることがあるのです。
 なので多少は期待していたのです。

 でも、着いてみたら、太陽は見えるのですが雲は多く、流れる雲で結構隠れているのです。
 機材を組み立て終えても、雲は多く、流れています。
 時間が来て、撮影したらこんな感じでした。
 まあ実際は、いちいち写真を確認していません。
 厚い雲に覆われないよう祈り、高速連写なのです。
 予報時刻のプラスマイナス数秒に渡り、数十コマを撮影しました。

 一通り撮影を終えましたが、その場でモニターを確認するのは難しいので、撮影後はすぐに片付け、そして帰宅です。
 出来れば入浴して行きたかったのですが、老母を置いたままでしたので、残念ながら直帰です(T_T)

20170615114645a 雲の中のISS w1024 DSC_9188.jpg
 帰宅してカメラからデータをパソコンへ移し、ただ見たら、黒点なのかゴミなのか、ISSなのか....????
 輝度やコントラストを調整したら、寸足らずの「H」型をした、ISSの姿が出てきました。
 撮影時間は11時46分45秒。シャッタースピードは1/2000秒。感度は3200です。

20170615114645b 雲の中のISS w1024 DSC_9189.jpg
 次のコマです。
 写っていたのはこの2コマだけ。
 まあ高速で移動するISSなので、仕方ありません。
 あの雲、雲、雲.....の中、撮れただけで幸せです(*^_^*)
 今まで何回か、ISSの太陽面通過に挑戦してきましたが、ようやく撮影できました。

20170615114645 ISS in the Moon New2 w1024.jpg
 これは、2コマを合成してみました。
 ヨコミー、この処理は初めてです。「比較暗」という処理です。2枚の写真を比べて、より暗い方を残す処理です。
 画像処理に長けている人は、自分の写真を芸術的に(良く言えば)発展させてみたり、他人の写真を加工して自分が撮影したと公表する人も居る世の中ですが、ヨコミー、その面では後塵を拝したいと思うのです。

 今回の撮影で改めて思ったのですが、今の機材ではピント合わせが難しいのでした。
 撮影風景は撮らなかったのですが、過日このブログに紹介した、旧・千厩町で準備したものの、曇ってしまった時の望遠鏡とカメラです。
 一般的に望遠鏡のピント合わせは、目に近い位置で行うのですが、あの望遠鏡は、なんと反対側に在る、ちょっと風変わりな望遠鏡なのです。
 それでも、カメラのファインダーをのぞきながらピントを合わせるのは、なんとか手が伸びるのですが、太陽は高い所に在るのでのぞきにくいのです。
 そしてファインダーで見る太陽像は小さく、目で見てもなかなかピントがはっきりしません。
 なのでコンパクトデジカメのようにライブビューを使うのですが、さんさんと陽光が降り注ぐ中、モニターは見えにくいのです。
 しかも、モニターは今流行ではない、動かないやつ。
 ヨコミーはまだ近視ですが、望遠鏡の筒先に在るピント調整装置に手を掛け、カメラ背面に在るモニターを明視距離で確認することは、至難の業です(>_<)
 なので、仕方なく、遠くの木でピントを合わせました。
 次回は、レンズにちょっとカビが生えてはいますが、別な望遠鏡を使ってみようかと思います。
 減光装置の取り付け方法を、またまた悩むようですが。


 さて、ISSはあちこち飛んでいるので、なんと木星の表面を通過することも有り、その予報を、またまた星の先輩から頂きました。
 6月10日の21時という予報です。
 上の写真の場合、ISSの長辺は、月の直径の凡そ1/40とみました。
 月の直径は凡そ0.5度ですから、ISSは見掛け上45秒の大きさです。
 誠文堂新光社が出している天文年鑑2017年版によれば、その頃の木星は直径40秒。
 ほぼ同じ大きさに見える計算ですが、見える高度が違えば大きさは変わりますので、参考程度に。
 なので、予報位置の中心でしか、木星面を通過しません。多くは、「木星近傍通過」といった感じ。

 今回の現象は、三陸道登米インター付近を南東へ通るコースです。
 予報コースはインター北西部を通っていて、その辺りは仙台等へ行くときに結構通っていますので、土地勘は有ります。
 でも、予報線は交差点の真ん中を通っています(>_<)
 仕方なく、また標高が多少有るので、南へずれました。
 実質30mのズレた、農道の端に陣取りました。
 実は交差点の角にコンビニが有ったのですが、無断で駐車場に陣取るわけにも行かないし、説明する時間ももったいなかったので.....。
 まあ、ここの駐車場に設置できれば、10mのズレで収まったのですが....。

 結果的には、交渉しなかったことが幸いとなりました。
 なんと、機材を設置していたらトラブルです(>_<)
 木星面通過に取り組むのは初めてで、いろいろと迷った末、いつも使っている望遠鏡ではない、安くて大きな望遠鏡にしました。
 目的は、より多くの光を捉えたいために。木星は太陽や月より暗いのです。
 それに向けて機材を積み込んだのですが、なんと、なかなかカメラが望遠鏡に付かない.....(>_<)
 仕方なく、30年以上前のリングをねじ込み、時間が迫ってきたのでライブビューでのピント合わせを諦め、大きな星をのぞいて合わせました。

20170610210034 FL2800mm F10 1-2000 iso6400 DSC_9105s.jpg
 6月10日21時00分35秒の撮影です。
 カメラの感度は6400、1/2000のシャッタースピードです。
 そして高速連写。
 上の写真は写野に入った一番最初のコマ。

20170610210035 FL2800mm F10 1-2000 iso6400 DSC_9106s.jpg
 次のコマです。

20170610210035 FL2800mm F10 1-2000 iso6400 DSC_9107s.jpg
 更に次のコマです。

20170610210035 FL2800mm F10 1-2000 iso6400 DSC_9108s.jpg
 写っていた分では最後のコマです。
 えっ、見えないですか?
 ちゃーんと、太陽光パネルと思われる物が、端にちょっとだけ写っていますよ(^_^;)
 写ったのはこの4コマのみ。
 でも実は、カメラを90度回転させれば、もっと写すことが出来たのでした。
 ただ、あの組み合わせはすべてネジなので、緩めるわけにも行きません(>_<)
 やはり、当初予定の組み合わせに用いるリングを探しましょう(^_^;)

20170610210035 ISS & Jupter 1.jpg
 覚え立ての画像処理ソフトで、4コマを合成してみました。
 「比較明」という処理です。合成するとき、両者を比べて、より明るい方を残すのです。

 次回、ISSの惑星面通過のチャンスがが有るのなら、ベストな位置を探し、カメラを望遠鏡に取り付けたまま、運びたいと思います。

 それにしてもこの2回の現象撮影で、誰からも声を掛けられませんでした。
 道路を通る車からは見える位置に居たのですが、皆さん忙しかったのでしょうか。
 広い意味でお仲間を増やしたいヨコミー、ちょっとは期待していたのです。
 双眼鏡より大きな望遠鏡、紙の地図では入手が難しいのでパソコンの地図。
 あっ、これは、あの法務大臣がテレビで語っていた三種の神器ならぬ、二種の悪器(^_^;)
 そういえば、スマホやタブレットでも地図が見える時代ですね。
 そう、ヨコミーもテロ予防法の要チェック対象者になりかねません。
 恐ろしい法律が出来たものです。
 政府は一般市民は対象としませんと宣伝していますが、恣意的な運用が行われる虞が有ります。
 今は「一般市民は対象としません」と言ってはいますが、先の戦争法案の時は、歴代内閣の憲法解釈をコロッと変えた政権でも有ります。
 天下の読売新聞によれば、西海を隔てた那珂国では、気にくわない、人権活動家や民主化を求める人たちを、国家反逆罪として投獄しています。
 那珂国4000年の歴史を、我が国の政府はまねようとしているのでしょうか。
 それとも、戦前を知らないヨコミーたちに、戦争へと突き進んでいった過去を再現させて、見せたいのでしょうか。
 そういえば那珂国は以前(今でもですが)、その南に在る島々の領有権で隣国と揉めていて、確か比国から国際的な裁判所に訴えられ、那珂国に非有りの判決が出たのですが、なんと彼の国の外務大臣は「判決に効力は無い。ただの紙切れだ」と宣ったと読売新聞に出ていました。
 他国のことですが、恐ろしいですね。
 内閣という公の場で言った事も、国際的な裁判所で作った判決文書も、場合によっては全く頼りにならなくなるのです。
 この日本も、古き悪しき時代に傾きつつ有るのでしょうか。
 ヨコミーは「右」でも「左」でもないのですが、今有る小さな暮らしを、ずーーーーーっと続けていたいのです。
 出来れば、ちょっとだけ右肩上がりで(*^_^*)
 なので、双眼鏡と地図を持っていたらしょっぴくなんて世の中では、ヨコミーは暮らせないのです。
 戦時中を描いたドラマで、「ご時世だから....」と、いろいろと諦める場面がありました。
 皆さんはどう思うのでしょうか。いろいろな制限が出てきそうな気配です。
 「僕は趣味人だから、そんな政治は関係無いや....」なんて言っていると、今の趣味が出来なくなる世の中が、出現するかもしれませんよ(*^_^*)
 ヨコミーは趣味人として、「美しい国」ではなく、「普通の趣味が公明正大に出来る国」になって欲しいと思うのです。
 そのためにも、世の中の平衡や出来事に敏感になっています(^_^)v

 ところで、先日成立したテロ予防法案の説明で、法務大臣をこき下ろす記事を見たり、発言を聞きますが、如何なものかと(^_^;)
 法務に熟知していないお大臣とは聞きますが、その法案の酷さが、素人の目にもはっきりと分かり、それをどう言いくるめようかと、とても悩んでの諸説明だと思うのです(*^_^*)
 「その法律を恣意的に運用すれば、暴力団が市民にいちゃもんを付けて脅すのと同じように、どこからでも、なんでもやれるのですよ.....。そう、双眼鏡と地図を持っているだけでもねぇ~~」と、国民に対して警鐘を鳴らしてくれたと、ヨコミーは感謝し、確信するのです(^_^)v
 
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