青空にダイヤモンド 金星食 20211108 [星]
こんにちは、ヨコミーです。
ここは気仙沼市本吉町風の丘。
東北の寒村気仙沼ですが、幸いとまだ寒さは少ないです。
小さな頃、市内鹿折の小山の上に有った畑で漬け物にする大根を抜く手伝いをしていたら小雪が舞いだし、軍手などは無かった手の甲はとても冷たくなっていました。そろそろ、そんな季節がやってきます。
今日11月8日の午後は、テレビやラジオ、新聞等で事前に取り上げられていましたが、金星が見掛け上、月に隠される現象・金星食が有り、気仙沼でも後半だけでしたが見ることが出来ました。勿論事前に諸用を調整して、午後の予定は空けていました(^_^;)
見掛け上、月はその位置を毎日約12度ずつ星座の中を東側へ移動しています。このため月は通り道に有る星を見掛け上隠すことがあります。これを星食といいます。今回は金星を隠すので金星食と呼ばれています。その隠し始めを潜入、出る時を出現といいます。
今回当地では潜入時は雲が空を覆っていて、見ることはかないませんでした。天気予報は朝から晴れでしたが、風の丘では雨雲レーダーに引っ掛からない雨が降り、洗濯物は軒下でした。それが午後になって急速に空は明るくなったのですが、潜入時はまだまだで残念(>_<)
それでも一瞬でも晴れることを期待していたら段々と雲が切れ、一時は快晴に(^_^)v 時折ちいさな雲も流れましたが、出現を何とか撮影することが出来ました。
書き忘れたときもありますが、書いてなくても、写真はクリックすると大きくなります(^_^;)
先ずは目立つ出現後のコマです(^_^;) 14時47分49秒の撮影です。
小さく見える真ん中は半月でしょうか? い~~や、半月状になった金星です(^_^)v 月は?というば、凡そ真ん中から左上の薄い青色がそう。
このコマは広く撮った中から一部を切り出したので、また直前にピント合わせが出来ず、未明に彗星を撮影したピントのままなので、9度差という気温の違いによってもボケています。お許しをm(_ _)m
このとき双眼鏡で見たら金星はキラキラと輝くダイヤモンドのようでした(^_^)v
これが上のコマの全体像。出来れば全体と拡大を分けて撮れるよう2台の望遠鏡を使いたかったのですが、昼間に望遠鏡を組み立て、月などを導入することはGPS搭載望遠鏡等でなくては難しいのです。最新式ではない手持ちの機材では金星を追う都合上、設置は未明の仕事としなければならなかったことからもう1台は諦め、いつも使っている1台だけとなりました。
結果的に小さな双眼鏡で金星は見えましたが、望遠鏡をきちっと設置しないと段々と金星が望遠鏡の視野から逃げて行くのです(>_<)
時間は少し遡って14時46分30秒の撮影です。出現直前です。
こちらは出現開始直後となる14時46分32秒の撮影です。上の写真の次となるコマです。わずかに金星の一部分が見えてきました。
実はカメラのシャッターを1秒毎に自動で切れるよう設定していたのですが、メモリーへの書き込みの都合か、秒の桁では次のコマなのに2秒後になってしまいました(>_<)
金星食が終わった夕方に広角レンズでパチリ。南西の空に月と金星が輝き、南の中天には木星が光り出しました。
金星食を終えた月と金星です。薄雲がなかなか切れず、仕方なく17時12分、800mm相当の望遠レンズで撮影しました。1枚上のコマもですが、またまたお気軽手持ち撮影です(^_^;)
天文現象の多くはお天気任せ(>_<) 流星の電波観測等を除けば、晴れた夜じゃないと辛いし、昼間のこういう撮影も大変です(>_<) 日々いろんな場合を想定し、より良く見る為の対応を検討したいです。残りの人生は少ないですが(^_^;)
今日はこれにてお終いm(_ _)m
ここは気仙沼市本吉町風の丘。
東北の寒村気仙沼ですが、幸いとまだ寒さは少ないです。
小さな頃、市内鹿折の小山の上に有った畑で漬け物にする大根を抜く手伝いをしていたら小雪が舞いだし、軍手などは無かった手の甲はとても冷たくなっていました。そろそろ、そんな季節がやってきます。
今日11月8日の午後は、テレビやラジオ、新聞等で事前に取り上げられていましたが、金星が見掛け上、月に隠される現象・金星食が有り、気仙沼でも後半だけでしたが見ることが出来ました。勿論事前に諸用を調整して、午後の予定は空けていました(^_^;)
見掛け上、月はその位置を毎日約12度ずつ星座の中を東側へ移動しています。このため月は通り道に有る星を見掛け上隠すことがあります。これを星食といいます。今回は金星を隠すので金星食と呼ばれています。その隠し始めを潜入、出る時を出現といいます。
今回当地では潜入時は雲が空を覆っていて、見ることはかないませんでした。天気予報は朝から晴れでしたが、風の丘では雨雲レーダーに引っ掛からない雨が降り、洗濯物は軒下でした。それが午後になって急速に空は明るくなったのですが、潜入時はまだまだで残念(>_<)
それでも一瞬でも晴れることを期待していたら段々と雲が切れ、一時は快晴に(^_^)v 時折ちいさな雲も流れましたが、出現を何とか撮影することが出来ました。
書き忘れたときもありますが、書いてなくても、写真はクリックすると大きくなります(^_^;)
先ずは目立つ出現後のコマです(^_^;) 14時47分49秒の撮影です。
小さく見える真ん中は半月でしょうか? い~~や、半月状になった金星です(^_^)v 月は?というば、凡そ真ん中から左上の薄い青色がそう。
このコマは広く撮った中から一部を切り出したので、また直前にピント合わせが出来ず、未明に彗星を撮影したピントのままなので、9度差という気温の違いによってもボケています。お許しをm(_ _)m
このとき双眼鏡で見たら金星はキラキラと輝くダイヤモンドのようでした(^_^)v
これが上のコマの全体像。出来れば全体と拡大を分けて撮れるよう2台の望遠鏡を使いたかったのですが、昼間に望遠鏡を組み立て、月などを導入することはGPS搭載望遠鏡等でなくては難しいのです。最新式ではない手持ちの機材では金星を追う都合上、設置は未明の仕事としなければならなかったことからもう1台は諦め、いつも使っている1台だけとなりました。
結果的に小さな双眼鏡で金星は見えましたが、望遠鏡をきちっと設置しないと段々と金星が望遠鏡の視野から逃げて行くのです(>_<)
時間は少し遡って14時46分30秒の撮影です。出現直前です。
こちらは出現開始直後となる14時46分32秒の撮影です。上の写真の次となるコマです。わずかに金星の一部分が見えてきました。
実はカメラのシャッターを1秒毎に自動で切れるよう設定していたのですが、メモリーへの書き込みの都合か、秒の桁では次のコマなのに2秒後になってしまいました(>_<)
金星食が終わった夕方に広角レンズでパチリ。南西の空に月と金星が輝き、南の中天には木星が光り出しました。
金星食を終えた月と金星です。薄雲がなかなか切れず、仕方なく17時12分、800mm相当の望遠レンズで撮影しました。1枚上のコマもですが、またまたお気軽手持ち撮影です(^_^;)
天文現象の多くはお天気任せ(>_<) 流星の電波観測等を除けば、晴れた夜じゃないと辛いし、昼間のこういう撮影も大変です(>_<) 日々いろんな場合を想定し、より良く見る為の対応を検討したいです。残りの人生は少ないですが(^_^;)
今日はこれにてお終いm(_ _)m
yokomiさん おはようございます。
金星食を見事にとらえられたのですね。素晴らしいです。
初めて見させていただきました。ありがとうございます。
by SORI (2021-11-09 05:41)
月食とか日食と違って金星食は見る事が無いのですが凄い注意力・観察力ですね!もしかしたら色んな惑星の食が繰り広げられてるかもしれませんね?^^
by tomi_tomi (2021-11-09 09:58)
さすが、お詳しいですね~(^^♪。
きれいに撮れていて、驚きです。手持ち撮影でも綺麗ですね~。
by drumusuko (2021-11-09 10:08)
隠し始めを「潜入」、出る時を「出現」とは、金星の側からの表現なんですね(^^)
お月様はこんなに大きいのに金星は小っちゃくて素人は見つけられないかも(^_^;)
by middrinn (2021-11-09 17:00)
金星食とは全く知らずに当日の夕方(6時ころ?)に食の終わりに綺麗に輝く月と曽於¥の斜め右下に大きく輝く金星を見ました。
なんだかいつもより余計に光っているなぁという印象でしたが夜にネットで金星食だったと知りました。
最近、星景写真に興味が出てきてデジタルカメラマガジンの今月号を買いました(星空撮影特集)
赤道儀は必要とは分かっていましたがレンズも手持ちのものではどうも広角が足りないようで当面は様子見にありそうです。
α7シリーズの中古機を手に入れたら考え直そうかなぁ
by 青い森のヨッチン (2021-11-10 11:15)
こんにちは、SORIさん。ありがとうございますm(_ _)m
前半の天候に恵まれず、ピントの確認が出来ませんでした....なんて思って居たら、仲間はあの低コントラスト下でも合わせたと(>_<) まだまだ修行が足りません(^_^;)
by yokomi (2021-11-10 22:45)
こんにちは、tomi_tomiさん。ありがとうございますm(_ _)m
月食や日食、惑星食等の予報は天文雑誌や天文年鑑等に載っています。特に天文雑誌の毎年12月に発売される号には付録に翌年の主な天文現象が載っているので、買われてみては? 1000円程度です。惑星食は珍しいです。何年も前、春のお彼岸で瀬戸内の従兄弟宅へ行かねばならないとき、丁度土星食?でした。泣き泣き(^_^;)乗り換えの為仙台の街で見ていました(>_<) 星の食は割と多く、今回撮影前夜も月に隠される小さな星が居ました。希ですが、特にすばる等星団の中を月が進む様子は、ただ見ていただけでも宇宙の神秘を感じます。小さな望遠鏡や大きめの双眼鏡が有ると良いですね(^_^)v
by yokomi (2021-11-10 22:59)
こんにちは、さん。ありがとうございますm(_ _)m
そう、割と詳しいのです。なんたってお金にならない仕事みたくやっていますから(^_^;) 余りブログには出てきませんが、1番目の趣味です。望遠鏡以外での撮影は、根が「保守的なかばねやみ」なので出来るだけ安易に、手持ちでやっています(^_^;) なのでISOは高くし、シャッターブレを少なくしようとしています。でも、いつかしっかりと三脚を使いたいです(>_<)
by yokomi (2021-11-10 23:06)
こんにちは、middrinn さん。ありがとうございますm(_ _)m 「潜入」「出現」は天体の食観測業界(^_^;)の業界用語なのかも知れません(^_^;) うーん、単なる一般的な言葉かも!??(>_<) 金星は見掛け上もっと大きくなります。「最大光輝」と言われる前後には、肉眼で見つけることが出来ます。某社に勤めていた頃、昼休みに見つけました。小さな双眼鏡が有ると見つけやすいですが、太陽を絶対に見ないよう注意が必要です(>_<)
by yokomi (2021-11-10 23:14)
こんにちは、青い森のヨッチンさん。ありがとうございますm(_ _)m
日食や月食と違い、昼間の金星食は見えにくい現象なので、ニュースにはなかなかならないかと。星景写真は赤道儀必須ではありません。お近くの、光害が少ない海辺で、ただし波飛沫が飛んでこない所で、例えば恐山方向を広角の5秒か10秒露出でダダダッと200コマ500コマも撮り、比較明で合成するとレコードの溝の様な回転で星の軌跡が写ります。別に、合成しないで1コマに2分5分とか程度の露出を掛けても良いでしょう。月が有る夜なら前景に船や寺社、桜等々を入れても面白いです。野原にぽつんと立つ1本の木なんてものも素敵です。ISOとか絞り、露出時間はデジカメなのでいろいろと試してください。特に比較明を使うと背景の光害は積み重ならないので、明るい都会地でも星景写真を楽しむことが出来ます。まあ私は1コマに2分や5分派ですが(^_^;) お試しあれ(^_^)v
by yokomi (2021-11-10 23:31)
yokomiさん
私が憧れる星空の写真は星がピタッと止まって写っているものなのでやっぱり赤道儀は欲しいところです。
あと雑誌記事の中で光害防止のためのフィルターも必須とか書かれていてこれまたけっこうなお値段なのでした。
またうちのそばの道の駅近くにお越しの際はぜひ撮影環境を拝見させていただきたいです。
by 青い森のヨッチン (2021-11-11 14:19)
こんにちは、青い森のヨッチンさん。ありがとうございますm(_ _)m 星がピタッ...了解しました(^_^)v 確かに赤道儀は必須のようにみえますが、同じ露出時間でも焦点距離が短いレンズほど星の動きは小さくなります。なので対象方向と高さを事前に決め、お手持ちの広角レンズor広角ズームレンズで、何ミリの場合何秒からの露出時間で星のズレが目立つか、各焦点距離で一度お調べになることをお勧めします。動きが目立つのは天の赤道付近です。簡単にいえば東から南の中天、そして西を結ぶ曲線です。逆に動きが超遅いのは北極星方向。南半球なら南極点で真上に見える位置が一番遅いです。フイルム時代、天の赤道付近では50ミリで12(15?)秒くらいまでなら星は点像に写りましたが、デジタル時代では高解像度となったため5秒が限度かと。とすれば25ミリなら10秒までいけるかと。またカメラの画素数L,M,Sでも変化があるかと期待。Sで試してみてください。そのサイズでもハイビジョンサイズで見えるし、A4には焼けるかと。 ちょっとケチ臭い感じを持たれたらすみません。赤道儀を使って星を追った場合、逆に地上の景色は置き去りにされ、ぶれて不明瞭になります。このため、星景写真を意識したポータプル赤道儀の中には星を1/2のスピードで追う機種もあります。まあこれとて、星を追いかけて1分までなら風景がぶれなかったのが2分までならぶれない...という程度。まあその程度でも星の写りは助かるのですが。 近年はデジタルの貼り付け技術を駆使して、赤道儀で何分も露出したコマを重ね、そこにある時点で撮った地上風景を貼り付ける手法も出てきましたが、私は感心しません。どぎつい星の写りは見ていて凄いとは思いますが、風景と共にはそんなに星は見えないです。違和感多々のアートです。そんな絵を見て星に興味を持った人は、実際の星景を見てガッカリすることでしょう。 来年は好天と三沢の飛行機を求めて、また下北へ行きます(^_^)v
by yokomi (2021-11-11 23:56)
お〜凄い写真ですねぇ
こんな事が来てたなんて知りませんでした
by (。・_・。)2k (2021-11-12 01:07)
こんにちは、(。・_・。)2kさん。ありがとうございますm(_ _)m
昼間の金星って、青空の中に埋もれそうですが、それでもキラキラと綺麗です。12月3日の朝には火星食もありますが、金星より大幅に暗く、難物かと。晴れたらチャレンジしてみたいです(^_^)v
by yokomi (2021-11-15 21:51)
素晴らしいですね。
今夜の部分月食が楽しみですね。
by らしゅえいむ (2021-11-19 16:16)
こんにちは、らしゅえいむさん。ありがとうございますm(_ _)m
イマイチピントが甘いですがご容赦をm(_ _)m 部分月食はまだアップしかねていました(^_^;) 出来れば本日付けで頑張ってみます。よろしくお願い致します(^_^)v
by yokomi (2021-11-22 00:29)
金星食綺麗に観測できたんですね。我が地域では潜入は何とか観測出来ましたがその後は雲でダメでした。この季節山沿い特有の天気でした。観測おめでとうございます。
by かず (2021-11-24 17:35)
こんにちは、かずさん。ありがとうございますm(_ _)m
こちらは逆に潜入時がダメで、ピント合わせが残念でした。津谷の仲間は淡い月縁でピントを合わせたとか。強者です(^_^;) いつか紹介したいです。火星食は無理かも知れません(>_<)
by yokomi (2021-11-24 21:46)