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部分日食@気仙沼 20190106 [星]

 こんにちは、ヨコミーです。
 ここは気仙沼市本吉町風の丘。
 今日1月6日は日本で部分日食があり、始めは雲が多かったものの、気仙沼でも楽しむことが出来ました。

2090106094722 部分日食最大前 W1024 DSC_1142.jpg
 午前9時47分22秒の撮影です。漸く、撮影開始です。
 太陽は右上から欠け始め、月は太陽の約上半分を隠しながら、左へ移動して行きます。
 朝から太陽が見えてはいたものの雲は多く、私たちのグループで部分日食を見る会を開催した会場では、太陽が雲の通り道に当たったような感じ。
 なので北側は割と青空が広がっているものの、太陽の方向は次から次へと雲が通り、まともに見えたのは食が始まって約1時間も過ぎてから(T_T)

201901060912 部分食観察風景 w1024 DSC_3173.jpg
 左端を除き、本日最初のお客さんです。
 右端は、仙台から親と共に気仙沼のお婆ちゃんちに来た小学生。タブレットで見事日食を撮影しました(^_^)v
 真ん中に有る双眼鏡と奥の望遠鏡には、レンズの前にアルミ箔みたいな専用のフィルターが付いています。これで太陽の強烈な光や熱を遮るのです。
 左端は所有者の星爺。小学生の時、先生から望遠鏡で星を見せて貰ってから50年の歳月を過ぎ、趣味として漸く天文が開花したお方。
 その先生は凄いですね。50年間も忘れられない大きな感銘を星爺に与えたのです。先生、斯くあってね(^_^)v 
 中学、高校を終え、社会人となって、更に子育て等の多忙な中で、なかなか実現しなかった夢だけど、退職を機に幼き頃の夢を実現させた星爺。今では19年のベテランです。

20190106101124 部分日食最大食分 W1024 DSC_1165.jpg
 10時11分24秒の撮影です。
 誠文堂新光社刊天文年鑑2019年版の図によれば、当地方に於ける食の最大は、10時12分頃と読み取れます。
 露出時間を調整してみたのですが、極小期のためか、太陽黒点は見えません。

201901061034 隙間 W1024 P1370692.jpg
 食の最大が過ぎ、一時は10人程居たお客さんも、また所用で中抜けした星爺も居なくなり、ここにはヨコミーと4台の機材だけ(^_^;)
 星爺の機材は写真が下手なので重なって仕舞いましたが、ヨコミーのは左の2つ。
 左端は安易な観望用。1970年代の口径65mmセミアポクロマートという、やや良いレンズが付いた望遠鏡に、カメラの三脚です。
 その奥に小さく写っているのが、今回の日食を撮影した口径77mm焦点距離714mmの望遠鏡です。いつか紹介した、国際宇宙ステーションが、見掛け上太陽面を通過する現象を撮影したセットです。

20190106103642 部分食 w1024 DSC_1208.jpg
 10時36分42秒の撮影です。欠けている範囲が少しずつ狭くなってきました。

201901061045 広報塔と W1024 P1370700.jpg
 この駐車場の南隣は公園になっていて、震災直後、避難所に暮らす人たちが毎朝のようにラジオ体操をしていました。
 そんな公園に間もなく新たな広報塔が建ちました。
 それと一緒にパチリ(^_^;) 10時45分です。
 あっ、綺麗な彩雲も見えましたよ(^_^)v

20190106112959 終盤 w1024 DSC_1241.jpg
 11時29分59秒の撮影です。欠けている所はほんの少しとなりました。

20190106114546 終了 w1024 DSC_1252.jpg
 11時45分46秒の撮影です。
 欠けているとすれば左上ですが、それらしいところは見当たりません。
 天文年鑑の図を見れば、終了は11時45分辺りです。
 雲が多かったものの、なんとか最後まで辿り着きました。
 今回は15人余りのお客さんでした。中でも小さな子ども達が多く、星爺の例のように、大きな感動を与えることが出来たか、ちょっと自信はありません(^_^;)
 でもいつの日か、また日食や月食、星を見たいなぁと思ってくれるに違いありません。期待だけ大(^_^)v

 ところで、今年は12月26日にも部分日食が見えます。
 ただ時間帯は15時前後で、冬の太陽でもあり位置は低いので、南西方向が開けた所で見るようです。
 まあそれでも、今から楽しみです。クリスマスの翌日ですよ。お忘れなく(^_^)v
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