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台風19号 災害覚え書き 20191019 [東日本大震災]

 こんにちは、ヨコミーです。
 ここは気仙沼市本吉町風の丘。
 今日10月19日は、未明からの雨が夕方まで降り続きました。時折ちょっと強い風雨となりましたが、大雨洪水警報などが出る程度では無く、ホッとしました。
 大きな災害となった地域の方々は、更なる被害は無かったでしょうか。捜索や復旧作業に支障が出ない事を祈ります。

 昨日、所用で県北(内陸)部の栗原市まで行きましたが、大きな沼に近い所も通ったのですが、細い道路でも冠水は既に有りませんでした。
 前回の冒頭で紹介した水田は、かなり水が引いていました。その様子は、別な機会に。
 が、もっと南の方は、まだまだのようです(>_<)

 台風19号について、先週末からテレビやラジオで情報がいろいろと入って来るのですが、被災された方々やお世話をするNPO、これからの災害に備える必要がある地域に住む方々等に、是非考えて欲しいと思った事がありますので書き連ねます。検討頂ければ幸いですm(_ _)m もちろん、笑い飛ばして頂いても結構です(>_<)
 でも、折角なので続きの写真も(^_^;)

201910131106 道の駅林々館北側 w1024 P1570678.jpg
 写真は前回の10月13日一連の撮影した中から、最初から3枚めを撮って100m程進んだ所。登米市東和町に在る道の駅・林林館(りんりんかん)のちょっと手前です。渋滞なので撮影できました(^_^;)
 11時過ぎです。水は結構引いているようですが、真ん中の小さな建物は何でしょうか。倉庫かと思ったら、前にポストが。入口の上に有るのは文字が消えた看板?? 中を見れば板を渡して作った長椅子のようなモノも見えます。バスの待合所でしょうか。付着しているゴミを見れば、高さはコンクリートブロック4つ程の浸水でした。
 左隣のお宅は床下浸水かと。どちらかといえば、更なる内陸部や県南より降水量は少ないと思うのですが、それでもこれです(>_<)

201910131109 林林館前国道346 w1024 P1570686.jpg
 いつも振り返り撮影が多いので、今回も(^_^;)
 更に300m程進んだら、道の駅前の国道346号が冠水していて、迂回(>_<) 市役所の支所前を通り、道の駅の通路を通って、再び国道へ戻りました。そのときにぱちり。ヨコミーは奥から来たのです。
 これでも水は引いたのでしょうけれど、これを教訓に、国道は嵩上げされるのでしょうか。されないのでしょうか(>_<) まあ単に嵩上げすれば、左手の建物がもっと浸水するかも知れないし...(>_<)

201910131108 道の駅林々館P w1024 P1570683.jpg
 道の駅の駐車場です。冠水しています。奥の建物はトイレなので、長靴じゃないと、用を足せません(>_<) 左端に見える道の駅本館内部にもトイレは有るのですが、夜間は玄関に鍵が掛かっていたかと。
 台風の大雨が真っ盛りな未明までに、どうしても仕方無く立ち寄った人は? そしてこの夜に立ち寄る人は?? 早く水が引いてくれれば良いのですが(>_<) 
 ここのトイレ、本館に並んだやや高い土地が在るので、そちらへの設置が良かったかも。まあ、足腰の悪い方々に配慮したのかも知れませんが、いずれにせよ、本館の利用もして頂きたいのでしょうから、基本は同じ高さかと。後はどのようにして足腰の弱い方に配慮するか、だと思うのです。

 単なるお飾り的な、状況説明写真のつもりが、なーんか、いろんな心配を書いてしまいました(>_<)

 今回の台風にかかわらず、気がついた事を以下に綴ります。
1.給食は何でもいいから出すべ!
 被災地の学校で、給食が出来ないために午前中で授業を打ち切ったとの報道が今夜有りました。今日は土曜日なので、昨日の事でしょうね。直後は休校したと思われるのに、給食が理由で授業時間を確保出来ないなんて、何とも残念です(>_<)
 給食センターが被災したのでしょうね。でも何か出せなかったのでしょうか。ヨコミーの、その昔の給食は、調理をしないパンと牛乳というときもありました。そこは、多分食材は事前に発注しているのでしょうけれど、そのお店では納品も出来なかったのでしょうね。だったら急遽メニューを代え、パンと牛乳の類でも調達できなかったのでしょうか。被災していない市内のパン屋を探すとか、数量をこなせなければ近隣の市、更には県内、中央の山崎製パンとかいろいろ在るかと。
 適切な大きさのパンが無ければ、2個でも3個でも良いかと。飲み物も牛乳、ロングライフ牛乳、お茶の類等々探せば有るはず。
 児童生徒の家庭では、そんな子等を待っててお昼を出せるのでしょうか。こんな時に(>_<) 避難所のお昼に間に合うのでしょうか。家庭まで被災しているなら、子ども達の昼食だけでも、従来通り学校で面倒を見て頂ければ、大変有り難いと思うのです。
 ヨコミー家では、子等が小さな時は爺婆が元気で、なんか喰わせてくれるのでしょうけれど、爺婆や母親が家に居る家庭ばかりではないでしょう。東日本大震災で会社や工場が被災したとき、両親は職場の後片付けに出ている家庭も多々ありました。遅くまで(>_<)
 市や教育委員会の手配空しく...とは報道されていませんでした。気が回らなかったのかな? 期待したいです(^_^)v 

2.炊き出しのメニューに配慮を!
①これも今宵の報道ですが、モツ鍋が振る舞われたと。ヨコミーは娘にご馳走した事は無いのですが、娘は食堂に行けば食べています。でも、ヨコミーは最近までは食べませんでした。ヨコミー奥様のおリュウさんは余り好みません。我が老母(ろうはは=ヨコミー語)なら、トン汁でも全くダメ。
 東日本大震災の時、ヨコミーが手伝っていた避難所の或る夜のおかずは、NPOが提供した豚の角煮。豪華と思われるでしょうけれど、単品のそれのみ。お年寄りの中には肉類を食べない方も居ます。何か代わりのモノの配慮を頂きたかったです。それとも事前に調べ、こちらには何人の肉を食べない方が居ます!と、どーんと玄関に張り出しておけば良かったかな。それも申し訳なくて....(>_<)
②ヨコミーが居たその避難所に、いつか本場のカレーが炊き出しでやって来ました。ところがその後、何人もがゲーリークーパー状態に(^_^;) 食中毒じゃなく、油が身体に合わなかった方も多数居ました(^_^;) まあ、便秘になっていた方には....(^_^;)

3.ボランティア募集の範囲など
 ボランティアの募集で、近隣市町村に限る自治体と、限定の無い自治体がありました。まあボランティアの業務内容に大きな違いがあるのかどうかは分かりませんが、ヨコミーが手伝っていた避難所では、関西から来ていてる方も居ました。感謝<(_ _)> 
 作業には泥まみれになる事もあり、その泥を流すお風呂もシャワーも有りませんよ、帰宅して入ってね...という事なのでしょうか。もう自衛隊さんの風呂は各地に転開されているようだし、やっているプールや日帰り温泉まで各自行って頂ければ入れますよ...てな感じでも良いのでは。また、0泊3日などという弾丸ボランティアツアーも有った事だし、限る事は無いかと(^_^)v
 泊まる所が無いのなら、寝袋持参で来れば近くの自治会館で素泊まりできますよ...なんて出来ないのかな。地理不案内だろうし、何なら1食につき大きなおにぎり1個提供出来ますよ、飲み物は各自持参してね...ぐらいでもいいのかも。社協経由、自治体から(^_^;)
 ボランティアは自己完結といわれますが、些少でも、そこは人情と感謝かと(*^_^*) 
 ヨコミーが避難所を手伝っていた当時の当初、停電でした。携帯充電ボランティアが来たのですが、ボランティアの人手が足りず、ヨコミーが並ぶ人を整理していたら、避難所のお偉いさんから「ヨコミー、ボランティアを手伝ってどうする!? ボランティアは自己完結だぞっ!!」と大きな声でご注意を受けました(>_<) そんなものなのでしょうか。ヨコミーは、避難している方々がその時点で大きく必要としている内の一つである携帯の充電にも、配慮すべきと思うのです。避難所でその欲求を満たす事は出来なかったのですから。決して大衆迎合ではありませんし、他に最優先すべき事は無いはずでした。ヨコミーの一人や二人ぐらい...。
 いやヨコミーを千手観音のようにいっぱい手を持っている、欠かす事が出来ない重要人物だと思っているのでしょうか? あっ、この感じ、いつかも有ったなぁ...(^_^;)

4.給水車の稼働時間
 昨年の西日本豪雨災害でもありましたが、断水対策の給水車による給水の終了時間を17時としているところが今回も多いですね。
 東日本大震災の時、ヨコミーが手伝っている避難所に、広島から多くの方々が支援に来てくれました。感謝<(_ _)> その時に来られた方から、昨年、断水で苦労している...とお聴きしました。夫婦とも働きに出ると、当時は災害の跡片付け等で帰宅が遅くなり、給水車に間に合わなかったと。お店に行っても水は無く食料品も少ないし...と、こぼしていました。まあ早く帰る子供さんの仕事になったのでしょうか(>_<) 職場が離れていれば、18時でも間に合いません。
 給水車は、21時か22時まででもやれないものでしょうか。災害対策本部が有る市役所等、避難所、自衛隊さんのお風呂、駅前等々。避難所なら、避難されている方々から当番で水番して頂いても良いでしょう。共助(^_^)v

5.防犯対策
 東日本大震災では、直後に泥棒も居たのですね。先日、初めて聞いたのですが、300tもの魚運搬船が打ち上げられた市内鹿折地区に有った事務所の耐火金庫が、何日かして気仙沼駅の西側数百mの所に有る小さな川で見つかったと。届けられたのは、金庫の棚に会社のゴム印?が入っていた為とか。
 前日の夕方から津波が来るまでの間に稼いだ売上金が、金庫の扉がこじ開けられ、すっかり無くなっていたそうです。小さな金庫ですが、耐火仕様なので重いのです。それがいくら大津波とはいえ、海に流され、気仙沼の大川河口に辿り着き、そして遡上し、国道下の小さな川に重い身体を運んでもらったのでしょうか。鮭でも出来ないかと(^_^)v
 泥棒が昼間に見当を付け、暗闇に紛れて忍び込み、山中か車内でこじ開け、金だけ取って金庫を捨てて行ったとみるのが自然(>_<)
 被災されたお宅や事業所においては、出来る限り夜間の戸締まりをお願いします。材料が無ければ瓦礫を打ち付けてでも。広く壊れて出来ないかも、遅いかも知れないけど(>_<)
 それが無理なら、お金や預金通帳、株券、権利書、印鑑、指輪、刀剣等々貴重品だけでも持ち出すか、信頼できる人に預けるのも手。工夫してみてください。地元の防犯協会等で巡回できれば良いのですが(>_<)

6.避難対策
 昨夜のテレビで、12日の内に毎戸を回り避難を消防団が呼びかけたのに、「2階に居るから」とかの理由で、避難しない方が何人も居たと。「強制力は無いからねぇ...」と消防団の方が嘆いていました。そして洪水(>_<)
 翌日救助されたお年寄りは、「ここまで水が来るとは思わなかった...」と話していました(>_<) 地元のお年寄りなのに(>_<) 離れた土地に住むヨコミーでも分かりますが、この辺り一帯はこれまで、何処かで何度も水害があった水田地帯。下流では元禄時代から排水対策工事が行われていた所。お年寄りは認識不足でした。
 各自治体はハザードマップを作る事も仕事ですが、住民一人ひとりが十分理解できるよう、手を尽くさなければならないようです。説明会良し、立て札良し。工夫を(^_^)v

 「仮定の質問には答えられない」とアイムソーリは言うけど、仮定・想定に対応したくない国政運営をアイムソーリ時代の前からずーっと続けてきたため、東日本大震災による福島の原発事故や大きな津波災害等が起きたと思うのです。全部がそうでなくても、多くは(*^_^*) (また言う(^_^;)
 それとも、口汚く罵る彼一流の詭弁の類か? それに比べれば、いつかの大平正芳総理大臣は何枚も上手だと思うのです。劇場型でもないしね(^_^;)
 災害は、いろいろと仮定・想定をして未然に防ぐ事が大切で、それが無理なら最低限の被害でくい止める対応が必要かと。いつの時代にも(^_^)v
 おしまいm(_ _)m

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ぼんぼちぼちぼち

そうでやすね。仰るとおり、仮定想定して未然に防ぐことが大切だと思いやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2019-10-23 15:00) 

yokomi

 こんにちは、ぼんぼちぼちぼちさん。ありがとうございます<(_ _)>
 今回被害が無かった地方自治体は他山の石とせず、自分の所ならこんな災害か起こりやすい...。であればこんな対応が出来る...、いや出来ないから早めの避難を呼びかけよう!! 避難しない人も居たようだから、町内会毎に繰り返し説明会をしよう!!などと出来るかと。無駄に命を失いたくないですね(^_^)v
by yokomi (2019-10-25 00:05) 

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