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思ひ出のヤマツツジ 田束山 20200525 [四季の便り 花,植物,農遊]

 こんにちは、ヨコミーです。
 ここは気仙沼市本吉町風の丘。
 今日6月25日は、天気予報に反して朝間もなく霧雨が舞ってきました。ヨコミー奥様のおリュウさんが折角外に干した洗濯物は、急いで軒下へ(>_<)
 それでも10時頃から止んだので、洗濯物はまた庭の物干し竿へ。その下には、昨夜誰にも見られず、ひっそりと咲いたであろう幻の月見草が、ヨコミーのカメラを待っていたかのように、薄いピンクの花びらを閉じかねていました。なのでパチリ(^_^;)
 続いてビワの実が色付いてきたので、有り物の防虫ネットを掛けました。昨日までに2回試食し、まだ酸っぱいですが、好酸菌のヨコミーなら大丈夫(^_^;)
 そろそろ鳥獣害が心配なので、網を掛けたのです。獣の被害はハクビシンかも...としていましたが、ひょっとしたらリスかも知れません。東側の林で希に見掛けます。

 新型コロナ対応でお出掛けは自粛でしたが、市内の施設に居る老母(ろうはは=ヨコミー語)へ、大好物のヤクルトは毎週届けていました。ただし面会できず(T_T)
 5月25日は、そのついでに、老母実家の裏山であり、南三陸町の旧・歌津町境にそびえる田束山(たつがねさん。512m)に行って来ました。
 当地方では既に緊急事態宣言はを解除されており、ヤマツツジを見ながらちょっだけ汗をかいてきました。

202005251147 東屋への登り口 w1024 P1690160.jpg
 登ってきたのは市内小泉方向の右手から。左へ進むと歌津へ下ります。
 建物は水洗トイレで、前を迂回して山頂手前の四阿へ登ります。車でも登れますが、道幅は殆ど1車線分しか無く、四阿前の駐車可能台数は数台。この日も上は溢れていて、変に車を停める人も居て、転回さえ難儀していました(>_<)
 ツツジのシーズンは徒歩が一番(^_^)v 5分も掛からないかと。

202005251030 東屋から南 w1280 P1680959.jpg
 四阿前から南方向です。手前の入り江は南三陸町の志津川湾。その向こうに石巻市雄勝町の硯上山らしき山は見えますが、金華山(島。444m)までは確認出来ません。
 湾の先に見えるのは神割崎。人気のキャンプ場がありますが、コロナで再開したかどうか....(>_<)

202005251030 東屋から東 w1280 P1680961.jpg
 四阿から東です。水平線が霞んでいます。手前は南三陸町の旧・歌津町。中央から右に曲がっている岬は泊崎。その手前、入り江のように見える所が長須賀海水浴場だったのですが、震災後防潮堤が大きく造られ、今はどうなったか....(>_<)

202005251030 四阿から北東 w1280  P1680962.jpg
 凡そ北東方向、気仙沼市の海岸線です。霞んでいますが、右の上に小さな島が見えることから、これは黒崎島であり、その左は気仙沼・大島、その上、上端に近いのは唐桑半島です。

202005251127 四阿前から w1024 P1690128.jpg
 それでは四阿から西に遊歩道を入ります。この位置から、晴れれば遠くに奥羽山脈の栗駒山(1626m)が見え、手前にはラムサール条約に登録されている伊豆沼周辺の沼が見えます。

202005251032 ヤマツツジ w1280 P1680966.jpg
 ヤマツツジです。蜂はミツバチでしょうか。
 この日は既に花のピークを過ぎて、多くの花は少し白っぽく或いは黄色っぽくなっていました。例年だと5月15日から20日辺りが最高かと。
 でもヨコミー、ハシリを有り難がる江戸っ子でもないし、ロリコンでもないので、ピークを過ぎても素敵な所を見つけ、喜んでいます(^_^)v
 まあ一般的には上記期間を勧めますが(^_^;)

202005251035 ヤマツツジのトンネル w1024 P1680974.jpg
 少しだけ歩くと、間もなくヤマツツジのトンネルがあります(^_^)v ヨコミー娘のハルエちゃんが喜びそう(^_^;)

202005251037 ヤマツツジ h1024 P1680984.jpg
 同じヤマツツジでも、株によって色合いが違います。それを見るのも楽しみの一つ(^_^)v

202005251040 山頂から東 w1280 P1690001.jpg
 山頂の広場から東側です。ここでオカリナを吹いている素敵な女性がいました。コロナが無ければ、ここでビールやお弁当を楽しんでも良いでしょう(^_^)v

202005251042 山頂から気仙沼方面 w1280 P1690008.jpg
 北東側の気仙沼市方面です。やや右上に左右裏返しの「コ」に似た白い建造物は防潮堤ですが、手前に見える湾状の半分から手前が旧・本吉町。その上が旧・気仙沼市。上端の半島が旧・唐桑町です。
 中央の湾の奥(左)は結構な小山で、おかげでその左、残念ながら木立で見えませんが、本吉町の中心地・津谷の街は、東日本大震災による大津波では大きな被害は少ないでした。
 でも、右下は小泉海水浴場で、大津波は背後の松林をなぎ倒し、小泉川(津谷川)や水田地帯を遡って津谷の街まで迫り、旧・国保病院が大きく浸水しました(>_<)
 小泉地区の中心は川の西側でしたが、凡そ200戸が流され中心部は壊滅状態(>_<)
 下の緑に見え隠れして左へ伸びるのが小泉川(津谷川)で、大きな堤防が目立ちます。左は木立で隠れていますが、堤防の上に見える平行四辺形の建物はトマトの栽培工場です。
 写真左側、大凡縦にうねうねと見えるのが三陸道です。手前が左へ振っていて、さも左へ行きそうですが、この下で急旋回し、右下の山陰へ向かっています。なんで登ったり下ったり、そしてウネウネと....(>_<)
 ヨコミーなら国道の上とか近くを併走、またはもう少し山手を緩く最短距離で目指すのですが...。知り合いの運転手も嘆いています(>_<)
 おおっと、道草しちゃいました(^_^;)
 
202005251058 ヤマツツジ w1024 P1690035.jpg
 ヤマツツジです。山頂は緩やかなので、少し北側を目指します。

202005251102 気仙沼市本吉方面 w1024 P1690047.jpg
 いってみれば緩やかな山頂の北端です。津谷の街は仏様の頭付近。
 ここは気仙沼市側で、本吉町時代、田束山北麓に石像公園を整備していました。ただ可哀想に、見ての通り仏様の背中に輝いていた環は錆びて外れたまま(>_<) 表示の木柱も腐れて折れていました(>_<)
 この設置には税金が使われていることでしょう。単に好き者が発注したのではないと。町が直接発注したか、観光協会等に委託して、或いは観光協会等の建設に補助金を出して整備したものかと。
 この山は信仰の山であり、それ自体に異議を唱えるヨコミーではありませんが、作った後にも掛かるお金も考えないと、こんな可哀想な事になります。
 ハコモノも同様、作って終わりじゃなく、モノ在る限りの維持管理・補修費も計上が確約されないなら、作るべきじゃありません。活かされない税金が可哀想....(>_<)
 あっ、またまた道草(>_<)
 ここを少し下れば、石像公園広場や本吉側の駐車場に出ます。もっともこの日は、気仙沼市では未だ観光地の駐車場が開放されておらず、軽薄的に閉鎖されていましたが。
 この辺りには野生のアヤメが咲いています。「野生」とはいうものの、本当の野生でしょうか。その昔の修行僧が、麓の雑念を捨てきれず植えた....(^_^;)なんて想像しながら、アヤメの分布を調べてみるのも一興かと(^_^)v
 本吉側の駐車場からヨコミーが車を置いた歌津側の駐車場までは殆ど平なので、森林浴する感じで舗装道路を歩くことが出来ます。

202005251111 ヤマツツジ P1690061.jpg
 ヤマツツジです。田束山は、同じヤマツツジで知られている德仙丈山より、レンゲツツジは少ないです。まあ、それでいいのですが(^_^)v
 そろそろ戻ります。

202005251113 ヤマツツジ w1024 P1690069.jpg
 僅かに白っぽくなったかもしれませんが、綺麗です。
 この辺りは通りの脇に極少人数で休めるスペースも有り、大勢の観光客の目に触れないで飲むことも出来ます(^_^;)

202005251115 ヤマツツジ w1024 P1690078.jpg
 ヤマツツジです。白っぽくなった中から、まだまだ綺麗な花を探し出すのも楽しみの一つです(^_^)v
 なので、楽しめる花の時期は他人様より長いのです(^_^;)

202005251125 経塚説明 w1280 P1690117.jpg
 四阿と山頂の間には経塚群が在ります。ここから階段を下り四阿東側に出ます。
 四阿前からは真南に、先程車を停めた所の1つ西側の駐車場へ直接下りることが出来ます。

202005251138 歌津P w1024 P1690143.jpg
 その駐車場がここ。公衆便所左上に人の姿が見えます。正面に見える素晴らしい群落の上に四阿が在ります。先程の駐車場は右端。
 道は本吉側の駐車場まで、このレベルで続くので、時間が有れば歩いて一周してみてください(^_^)v

202005251135 歌津P西 W1024 P1690138.jpg
 この駐車場の反対側(一つ前を撮影した背中側)です。この群落も奥まで有り、以前は周遊出来ました。今は中まで刈り払いしていないようにも見えますが、出来るなら近寄ってみてください。

 この日の夜、緊急事態宣言はようやく全国で解除されました。場面に応じてマスクを付け、手洗いを励行し、3密に十分注意して外出を楽しみましょう(^_^)v
 ヤマツツジは一般的なシーズンを終えました。(まあヨコミーは、咲いている花が無いか、しつこく見てみますが(^_^;) 来年5月中旬のご来山をお待ち致しますm(_ _)m
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